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個別記事の管理2012-03-10 (Sat)
ディア・ドクター』 個人的評価:★★★☆☆



あらすじ
山間の小さな村のただ一人の医師、伊野(笑福亭鶴瓶)が失踪した。村人たちに全幅の信頼を寄せられていた伊野だったが、彼の背景を知るものは誰一人としていなかった。やがて刑事が2人(松重豊岩松了)やってきて彼の身辺を洗い始める。失踪の2か月前、東京の医大を出たばかりの研修医・相馬(瑛太)が村にやってくる。看護師の朱美(余貴美子)と3人での診察の日々。そんなある日、一人暮らしの未亡人、かづ子(八千草薫)が倒れたとの一報が入る・・・。
(以上、こちらより引用)

以下、ネタバレ含む簡単な感想。
感想
昨日、夫くんがレンタルして来たので一緒に観た映画。
ゆれる』で有名な、西川美和監督作品なわけですが、
彼女とわたしの相性って、あと一歩が足りないんだよなあ・・・
なんて思っていたら、やっぱり今作もあと一歩でした。

つまらない、とかじゃなく、いやいや面白いんですけれど
彼女の映画って、受け取り方がひどく複雑なんだよなあ。
どう捉えたら良いんだろう? と、迷うことが多い。
ベクトルはわかるんだけど、正解がわからなくて悩むというか。
(勿論、どう感じるかに正解など無いとはわかっていても。)
テーマが細かく複雑で、それぞれをどう結論づけているのかを
これまた抽象的に描いていたりするからまた難しいというか。

『ゆれる』よりも今作の方がわたしは複雑だと思ったのは、
問題を投げかけつつも、ハートフルな面も多いので
その間で物語を見守り続けていくと、結論に迷うから。
ある意味、非常に繊細なラインを守りつつ物語が展開していて
それってかなりハイレベルですごい作品だと思うんだけどね。

「嘘」というのはわたしはキライで、嘘はときに罪で。
伊野がついた「医者だ」という嘘は明らかに罪なわけだけど、
その嘘が善意から出たもので、結果ひとを救っていたとしたら
それを悪としたくない、と思ってしまうのも仕方がなくて。
ただ、肝心な伊野の本心や内面がわかりきらないところが
これまた複雑だったというか、消化不良だったというか・・・

結局、子どもがそのまま成長したようなひとだったんだろう。
大らかで、村の人々から頼られる笑顔の大きなひとであるのに
時に見せる弱さや恐怖の混じった表情が、子どものままで。
両親に電話をした場面など、とても小さく見えたし
彼のこころの影を理解するのって、思ったよりも難しい。
だから、伊野という人間をこの映画でどう受け止めれば良いのか、
とにかくそれがわたしには難しくて、最後まで考え続けた。
挙句、最後もあっけないところで終わるので、余計に迷った。

やっぱり、笑福亭鶴瓶をキャスティングしたのが正解過ぎたね。
彼にしかこの役はできなかったと思うなあ、人間味とか。
楽しいおっちゃん的なのに、時々眼の奥に色々なものが滲み
情けなかったり弱かったり、そういう人間像もしっかり表現していて
笑福亭鶴瓶というひとの深みが本当に出ているよねえ。

あと、刑事が松重・岩松コンビというのがうれしかったなあ。
亀は意外と速く泳ぐ』を思い出すコンビで、ニタニタ。
そして、八千草薫さんは本当に美しい方ですよね、可憐で。
彼女のように歳を重ねられたら、と憧れずにはいられない。

風景の映し方やカメラの切り替えなど、味があってキレイ。
丁寧にこだわりを持って描かれている作品でした。
んーーーわたしの中で完結できないのがもどかしいけれど、
映画自体はある意味、微笑ましいハッピーエンドなのかな?
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Theme : DVDで見た映画 * Genre : 映画 * Category : ∟えいが。
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