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個別記事の管理2013-02-28 (Thu)
ソラニン』 個人的評価:★★★★☆



あらすじ
OL2年目の芽衣子(宮崎あおい)は、バンドマンの種田(高良健吾)と同棲しながら、互いに寄り添って東京の片隅で暮らしている。2人は不透明な未来に確信が持てないでいた。芽衣子は会社に辞表を提出、音楽の夢を持ちながらフリーターをしている種田は、バンド活動に専念することを決意する。ある日、芽衣子の一言で仲間たち(桐谷健太近藤洋一)と「ソラニン」という曲を書き上げた種田は、芽衣子と一緒にその曲をレコード会社に持ち込むが・・・。
(以上、こちらより引用)

以下、ネタバレ含む簡単な感想。

感想
最近テレビ放映されたもの、いつか観たいと思ってた作品だったのでうれしかったー♪
浅野いにおさんの原作を映像化したものだけど、わたしは原作を読んだことがなかったので
あくまでもこの映画単体としての評価や好みです。 原作を知ってるひとだとどうなんだろうね?
わたしは特に期待してなかったんだけど(原作を映像化したものって、結構微妙だったりするから)
その割にはすごく良かったです、単純に。 さらっと観たつもりが、結構色々と想うことがありました。

10代後半から20代前半にかけて、何となくもやもやした時期ってある気がする。
まあ、わたしの場合はまさに大学時代はそれにどんぴしゃでしたし(´Д`) というか、病んだね。
自分で決めなくちゃいけない自分のあれこれに、何ひとつ確信が持てない。
それはオトナになってもそうだと思うけど、オトナってとにかく日々忙しくてやることいっぱいで
あの頃よりもうだうだ悩んだり考えたりしている時間なんて無いしなー笑。
大学生って、トンネルの中に迷い込むのに最適な時間だったんだと思う。 オトナとコドモのいいとこどり。
働かなくても親の支えで生きていられるし、年齢的には成人こえて色々な権利だってあるし。

「生きたい明日」と「生きなくちゃいけない明日」って、必ずしも同じとは限らない。
生きたい明日を生きられたら良いけど、それができるひとってほんのひとにぎりだと思うし、
生きられるとしてもそれって運だけじゃないし、そのひとがすごく勇気を持った結果かも知れないし。
そんな度胸もないわたしは「生きなくちゃいけない明日」を基本は作法に従って生きるだけ。
その中でもポケット見つけてしあわせ詰め込んだり、適度に冒険できたりはするものだけれど
若い頃って色々と冷静になれる余裕も経験値もないもの。 現実を虚しがるのが大得意で。

種田の場合「音楽」が生きたい将来に絡むから、余計にねえ・・・音楽で成功って大変だよね。
わたしの弟(高校生)も思春期病で・笑、少し前まで「音楽の道に進みたい!」とか言い出して、
家族全員で絶句だったもんな(´д`) ま、うちの場合は口だけで、技術全然ないから問題外ですが。
芽衣子がいて、芽衣子と生きていけることはしあわせで、そのためにはいつまでも夢追っていられないし
リミットなんてなくて、でもリミットは自分で決めなくちゃで、それって自分だけど ねえ それはいつ?
どうやって決めるの? これで良いの? これで良いんだよね? 良いと自分が思ったんだもん。
これでしあわせなんだ。 これでしあわせなんだよね? し あ わ  せ ?

・・・ともうさーーー言葉に上手くできないけど、すごくわかるんだようーーーーー( 」´0`)」
種田のバイクで走りながら涙が止まらなくなるシーン、あれすごく良かったし、痛かったな。
そして結果、リミットもへったくれもなく、生きるということが終わってしまうのだけれど。
しっかりと描きつつも、種田の死とその後の追悼シーンをしつこく描きすぎてないのが良かった。
死が絡む映画って、どこに焦点当てるかが難しいと思うけど、これくらいの描き方丁度良い。
そこだけがメインになっちゃうんじゃなくて、きちんと軸がぶれてないの すごく好感触。

芽衣子はもう、全てが可愛かったですね。 あの体の“薄っぺらさ”、超理想的。
種田をあれだけすきで、信じて認めてあげられるってすごいよね。 わたしだったら無理だな。
そこそこの年齢で結婚したいし、それなのに彼氏がほぼプーで夢おっかけてるとか、うーん・・・
すきだし応援してあげたいけれど、「わたしのことはどう考えてるの?」とか言っちゃいそう・苦笑。
芽衣子あっての種田だったんだろうなと。 そして、その逆もまたしかりで、だからこそ辛かったね。
種田の死後、芽衣子が前を向くまでの過程の描き方が、これまたうまかったと思います。
あと、芽衣子が種田のかわりにバンドメンバーになって音楽界目指す! とかじゃないのも良かった。
あのライブハウスでのうたは、芽衣子のための、種田のためのうたで。 だからこそ響いた。

ちなみに「ソラニン」とは、じゃがいもの芽にある毒のことだけれども。
ソラニンといえば、わたしは江國香織の『スイートリトルライズ』をすぐに思い出しちゃうけどね(すきなの)。
じゃがいもの芽をぐつぐつと煮て佃煮にして2人で死のうかな みたいな部分。
それはさておき、この映画に出てくるアジカンの『ソラニン』、すごく良かったですね。
というか、芽衣子がうたってるあのシーンの『ソラニン』が、最高。
アジカンって特にすきなわけでもなかったけど、この映画にはなくてはならない音楽。


あと、映像がどこもかしこもすごく「キレイ」だなあと思ったの。 それも評価高かったな。
風景とかふたりのうつし方とかも、キレイだけどどこか淋しい みたいな。

どんなに苦しい今でも、絶対にいつか過去になるし「あんな頃もあったねえ」っていつか笑えるって
うたの歌詞にあるようなことは本当にその通りだって、この年齢になればわかってる。
わかってるんだけど、その「今」を通り抜けることが苦しいし大変なんだよ、ってね。
誰がそばにいてくれようと、結局自分は自分で動かななくちゃいけない人物なんだもん。 苦しいよね。
でも、生きなくちゃいけないよね、って。 今でこそそう思えますよ。

それにしても、たまたま息子くんが夫くんと出かけた休日にひとりで観て正解だった!
終わった後の微妙な空虚感で、もし平日に観てたら家事育児に支障があったかも・苦笑。

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